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横浜 関内、野毛、蒔田☆管理栄養士 ときどき 席亭

都内の病院で勤務している管理栄養士です。all about 実践栄養ガイドでもあります。趣味は横浜散歩と落語鑑賞。五代目円楽一門会がお気に入り。お気に入りの師匠方の落語会を主催したりもしています。

阿武松 ~栄養士らしいところで一席~

お気に入りのネタをご紹介 三遊亭道楽

「第3回 まっちゃげ落語会」
ありがたいことに大盛況を頂戴しました。
これもひとえにご参加いただきました皆さまのおかげと改めて感謝申し上げます。

今日はまっちゃげで道楽師匠が話してくれた「阿武松(おおのまつ)」について。
実は、以前、私が管理栄養士として勤務している病院の「病院だより」に寄稿した文章がありました。けっこう、気に入っているので、こちらでもご紹介します。

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最近は落語ブームで、落語ファンの女性を「らくこ」と呼ぶそうです。かくいう私も大の落語ファン。ただし私の場合、落語家崩れの友人たちや現役の落語家さんたちからいろんなことを教わっているうちに、落語の魅力に取り付かれてしまった恰好で(苦笑)。
そんなわけなので、今日は落語を使って栄養の話を……。

阿武松(おおのまつ)】

武隈部屋を「大飯食らいに大成した奴はいない」と1分の金を渡され、破門されてしまった長吉。

立派な相撲取りになると言い残して国を出た手前、おめおめと故郷へは帰れません。
「もらった金で腹いっぱい飯を食ってから身投げをしよう」

そう決めると1軒の旅籠に入り、金を全部だし「釣りはいらない。その代わりもういいと言うまでおまんまを出して欲しい」と頼みます。

食うわ、食うわ、2升のお櫃を3回おかわりしても、まだ食べ続けている長吉。興味を持った旅籠の主人が訳を聞き、新しい親方を紹介し、米を毎月、贈ってくれるといいます。

新しい親方である錣山関も「食べるのも仕事だ、飯はいくらでも食え」と後押しをします。長吉は一生懸命精進し、6代目の横綱阿武松となった、というおめでたい1席。


この噺は実在の人物をモデルにしたフィクションですが、スポーツ栄養の理にかなっています。

「食べる選手は、強くなる」
これは本当で、例えば、甲子園を狙う高校球児は1日3000kcal程度(一般成人男性は2000kcal位です)の食事を摂らなければ勝ち上がれないといわれています。

むろん、ジャンクフードで3000kcalを食べてもダメです。きちんと栄養のバランスのとれた食事で3000kcalです。けっこうな量ですが、スポーツ選手はこれだけ食べて、一流になれるんです。

一口に「栄養」と言っても、その人に合った“食べ方”があります。これが栄養学の面白さでもあり難しさでもあります。

 

一見、役に立たないようですが、落語から学べるところはいっぱいあるんですよ(笑)。

 

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ね?栄養学してるでしょ~(笑)。
「管理栄養士、ときどき席亭」なんですよ(^w^)。

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