読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

横浜 関内、野毛、蒔田☆管理栄養士 ときどき 席亭

都内の病院で勤務している管理栄養士です。all about 実践栄養ガイドでもあります。趣味は横浜散歩と落語鑑賞。五代目円楽一門会がお気に入り。お気に入りの師匠方の落語会を主催したりもしています。

お客様をお迎えする

席亭になるまで 三遊亭全楽

新年会のお客様…、といっても、正直、先生と先輩・後輩。
「今、世話をしている学生」なんてのを連れてきた人もいましたが、それでも遠い親戚といった感じ。

リムジンが到着するたびに、玄関へ迎えに出て、高座の近くから座ってもらいます。

「え?これは何?この机の近くがいいの??」

それもそのはず。私、芸人さんをお願いしていることを先生にはナイショにしていたのです。しかし、好奇心旺盛な先生は笑顔で高座の前に座ってくれます。
さらに、先生に続いて先輩・後輩がどんどん埋めていきます。
全員が座ったところで、「携帯電話だけは切っておいてね」とお願いをします。

じゃ、と師匠を呼び込み、落語を1席。
かけてくれたのは「初天神」でした。

実は私が、全楽師匠の落語を初めて伺ったのは「初天神
にぎわい座へ親子で初めて行ったときに「2日連続でかかった」と帰りに話題になったあの2日目の「初天神」が全楽師匠だったのです。
にぎわい座では、時間が短く、フルサイズで伺えなかったので、いつかフルサイズで伺いたいと思っていたのです。
師匠からは「リクエストは受けないからね。マニアックだろうもん。」と言われていましたので、リクエストしなくて結果的にはよかったようです(笑)。


我が先生は80歳を超えていますが、落語を生で聴いたのは初めてだったそうで、たいそう喜んでくれました。
落語の後は、師匠に着替えてもらい、みんなでお食事会。

皆さん、師匠の手ぬぐいを買ってくださるなど、楽しんでくださったようです。

先生、先輩・後輩の皆が、一通り、師匠に遊んでもらい(笑)・・・いや、皆さんが師匠を遊んであげてたのかもしれないですが(笑)・・・、大盛り上がり。
皆さん、楽しんでくださってよかった(嬉泣)。

こうして、私は席亭としてデビューさせていただきました。
このときの「皆さんに楽しんでいただく」ことの嬉しさが忘れられず、のちに、一般のお客様をお招きしての落語会を開催させていただいております。

私が先生に初めて会ったとき、先生から言われた言葉を今も覚えています。
「せっかくやるなら、新しいことをしないとね」

席亭として思うのは、落語家さんと新しいお客様とをつなぐ架け橋になりたいということ。
黒字化しなければならない席亭と違い、私は管理栄養士という別の本職を持っていますので、そちらの収入だけで生活は成り立ちます。
なら、お客様に知られていない力のある落語家さんをお客様にもっと知ってもらおう。
そんな気持ちからです。

もっとも、人気のある人というのは人気が出るべくして出るんだなということが後になってよく分かるわけですが(笑)、そこは席亭として落語家のほうにも苦言を呈しながら、お客様に楽しんでいただけるような落語会を催していけたらと心から思うのです。

ひよっこの席亭ですが、どうぞよろしくごひいき・ご指導いただけますよう、お願い申し上げます。

f:id:chisapyi:20161123211723j:plain