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横浜 関内、野毛、蒔田☆管理栄養士 ときどき 席亭

都内の病院で勤務している管理栄養士です。all about 実践栄養ガイドでもあります。趣味は横浜散歩と落語鑑賞。五代目円楽一門会がお気に入り。お気に入りの師匠方の落語会を主催したりもしています。

12月 両国寄席 7日目 ~2017/12/7~

今日は両国寄席に来ました。
11月はまったく来なかったので久しぶりです。
今日は道楽師匠と全楽師匠が揃い踏み。来ないと二人に叱られますわね(^^;。

と、言うわけで久しぶりに来てみました。
道楽師匠は中野に続いての「弥次郎」やっぱり不思議な噺ですが、なぜか違和感なし。道楽師匠ワールドなんですね(^-^)。ただ、15分におさめるには長いようでいつもより少しテンポが早かった気がします。

全楽師匠は尻餅。
これは年末のおめでたい1席ですね。貧乏夫婦のあの餅つきは嬉しくはないけど(^^;。
でも最近思うんですよね。お金は大事ですが、人生の最重要項目ではない気がします。落語を聴いていると、お金はなくてもこの噺みたいに楽しく生きている人の方が独りぼっちのお金持ちより幸せなんじゃないかと思います。

こんな噺をやってる師匠方が一番、それに気がついていない(気づいていないふりをしてる?)のが、残念だな~と思います。そこに気付いたらドンと化けるんじゃないですか?お二人さん。
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大入袋の秘密

「大入袋」
知らない人は日本人じゃないよね、と思うくらい誰でも知っている「大入袋」
お相撲や歌舞伎などで満席になった場合に、興業主がお客様に配るご祝儀袋です。
昔は、満員御礼の際に演者さんに配っていたようです。ご祝儀ですから、そこそこの金額が入っていたのかもしれません。
ちなみに、現在のお相撲や歌舞伎などでお客様にも配るときは、中身の金額は50~100円程度とのこと。
にぎわい座でも新春公演は大入袋が配られますが、中身はアメが2つ。験担ぎですね(^^)。

ご来場いただいたことのある方はご存じと思いますが、私の主催する落語会では、お客様の人数に関わらず、毎回、大入袋をお配りしています。

それには3つの理由があります。

1つめの理由は「お客様に感謝を表すこと」
私の会でお呼びしている落語家は、さほど名前の通った落語家ではありません。
「落語を見に行った」と友達に話すなら、笑点に出ているとか、テレビでは見かけなくても、喬太郎師匠とか、三三師匠とか、ご通過の方だけでもおなじみの落語家さんのほうがネタとしてはオイシイと思います。それを敢えて、名前の知られていない落語家の落語会に足を運んでくださるのです。せめて席亭からお礼の意を現したいのです。

2つめは中身の「5円玉」
「お客様と落語家さんとのご縁がつながりますように」との願掛けで、5円玉にさせていただいています。実は、この5円玉、席亭がひとつずつ夜な夜な磨いて、鎌倉の「銭洗弁天」でお清めしたあと、リボンをかけています。銭洗弁天で洗ったお金はまた循環するからこそ、ご縁が繋がると言われています。受け取られたお客様がさらに「こことつながりたい」と思うところで使ってください(^^)。

3つめの理由は「お客様が落語家さんと話をするためのツールとして」
毎回、大入袋は私からではなく、落語家さんからお客様に配ってもらうようにしています。私は開演前に木戸で皆さんとお話しできますが、落語家さんはお客様の入場時は楽屋で最終おさらい(お祈りともいう(笑))をなさっているので、お客様とお話することはまれ。例えば、道楽師匠は独演会ではお客様をお出迎えされることもありますが、基本、楽屋に入ってしまいます。全楽師はあまりお祈りしない質なので、引っ張り出せる時もありますが、基本的には楽屋にいたいようで、開演前はあまりお客様とお話をすることはありません。
お客様おひとりずつにお声をかけて回ってもらうには、終演後、お客様に配りものを届けてもらうのが一番。
1席終わって、疲れているところを気の毒だとは思いますが、私の目的は落語家に日銭を稼がせることではなく「新しいお客様と落語家をつなぐこと」ですので、ここは心をオニにして「行って来て」と(^^;。
幸い嫌がらずに持っていってくれるので、助かってます。

この先も終演後、お客様全員の元へ「大入袋」を持った落語家を派遣します。その日の感想などぜひ、話してあげて下さいませ。お客様の一言が彼らの励みになるはずです。

もちろん、席亭とて同じ。私はツールを持ってお伺いはしませんが、お客様からの労いの一言が何よりの励みになります。
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阿武松 ~栄養士らしいところで一席~

お気に入りのネタをご紹介 三遊亭道楽

「第3回 まっちゃげ落語会」
ありがたいことに大盛況を頂戴しました。
これもひとえにご参加いただきました皆さまのおかげと改めて感謝申し上げます。

今日はまっちゃげで道楽師匠が話してくれた「阿武松(おおのまつ)」について。
実は、以前、私が管理栄養士として勤務している病院の「病院だより」に寄稿した文章がありました。けっこう、気に入っているので、こちらでもご紹介します。

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最近は落語ブームで、落語ファンの女性を「らくこ」と呼ぶそうです。かくいう私も大の落語ファン。ただし私の場合、落語家崩れの友人たちや現役の落語家さんたちからいろんなことを教わっているうちに、落語の魅力に取り付かれてしまった恰好で(苦笑)。
そんなわけなので、今日は落語を使って栄養の話を……。

阿武松(おおのまつ)】

武隈部屋を「大飯食らいに大成した奴はいない」と1分の金を渡され、破門されてしまった長吉。

立派な相撲取りになると言い残して国を出た手前、おめおめと故郷へは帰れません。
「もらった金で腹いっぱい飯を食ってから身投げをしよう」

そう決めると1軒の旅籠に入り、金を全部だし「釣りはいらない。その代わりもういいと言うまでおまんまを出して欲しい」と頼みます。

食うわ、食うわ、2升のお櫃を3回おかわりしても、まだ食べ続けている長吉。興味を持った旅籠の主人が訳を聞き、新しい親方を紹介し、米を毎月、贈ってくれるといいます。

新しい親方である錣山関も「食べるのも仕事だ、飯はいくらでも食え」と後押しをします。長吉は一生懸命精進し、6代目の横綱阿武松となった、というおめでたい1席。


この噺は実在の人物をモデルにしたフィクションですが、スポーツ栄養の理にかなっています。

「食べる選手は、強くなる」
これは本当で、例えば、甲子園を狙う高校球児は1日3000kcal程度(一般成人男性は2000kcal位です)の食事を摂らなければ勝ち上がれないといわれています。

むろん、ジャンクフードで3000kcalを食べてもダメです。きちんと栄養のバランスのとれた食事で3000kcalです。けっこうな量ですが、スポーツ選手はこれだけ食べて、一流になれるんです。

一口に「栄養」と言っても、その人に合った“食べ方”があります。これが栄養学の面白さでもあり難しさでもあります。

 

一見、役に立たないようですが、落語から学べるところはいっぱいあるんですよ(笑)。

 

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ね?栄養学してるでしょ~(笑)。
「管理栄養士、ときどき席亭」なんですよ(^w^)。

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第3回 まっちゃげ落語会 ~ご来場ありがとうございました~

落語会に行ってきました 三遊亭全楽 三遊亭道楽

昨日は、第3回 まっちゃげ落語会にご来場いただきましてありがとうございました。

実を申しますと、開催の3日前、まっちゃげ店長より「参加者が3人くらいしかいません!」と連絡をいただき、もはやこれまでか・・・、と覚悟をしたのですが、ふたを開けてみれば、まっちゃげ落語会では過去最高。19名のお客様がご来場くださいました。

なかには九州から東京にふらりと遊びに来たから、という理由でお越しいただいたお客様まで。(ありがとう!Yさん!あれは鍋敷きにでも使って(笑))

師走の忙しい時期に、本当に本当にありがとうございます。

ありがたいことにお客様から「次があったらまた来る!」とのお声もあたたかいお言葉もたくさん頂戴しました。たいへんありがたいことです(涙)。


先述の通り、開催の3日前までさんざんな状況でしたので、まっちゃげさんのほうから「今回限りですかね」とのご提案もあり、 私も今回限りと思っておりました。


が、ありがたいことにまっちゃげさんのほうから、次回、いかがですか?とお声を頂戴しました。会場があるのに落語家をおさえないなんて席亭の恥。
やらせていただきますよ!(ただし今度は違う落語家で…ってのはシャレ。そんなことしたら、落語家2名からガッツリにらまれそうですわA^^;)


日程の詳細はまた近々、ご連絡できると思います。
今回、参加できなかった方、次回こそは、ぜひご参加ください。

この度はご来場、誠にありがとうございました。

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柳家喬太郎 ~落語協会・真打~

大好きな落語家さんをご紹介 柳家喬太郎

言わずと知れた人気者・柳家喬太郎師匠。もはや説明さえいりませんね。
落語の好きな人で喬太郎師匠を嫌いだという人には会ったことが・・・、1回だけありますけど、「売れすぎててイヤだ」という意味のわかんない理由だったんで、「ない」ってことでいいよね?と思ってます。

喬太郎師匠はね、もうね~、大好きなんですよ。
何しろ喬太郎師匠の場合「新作・古典の両刀使い」「人情噺・爆笑噺」なにをやらせても一定水準以上。文句のつけようがない!という印象です。

それに加えて、お顔立ちといい、立ち姿といい、声といい、ときどき私服に着替えた写真なんかを拝見すると微妙にセンスがなくて笑わせてくれるというオチまで、すべてにおいて私の好み。カッコいい。ホントにカッコいい(*^-^*)。

ただ「カッコいいよねぇ~」と喬太郎師匠のファン友達に言うと、(ほぼ全員が)大笑いしてくれますので「(私が勝手に思ってる)」をつけさせていただきます(笑)。

そんな喬太郎師匠ですけど、ハマりすぎてはいけないと必ず自省をするようにしています。喬太郎師匠は何を演じても面白いです。天才だと思います。天才が努力(場数を踏んで)いらっしゃるので、面白さはますます加速していくと思います。

でも・・・、落語は「同じ演目を複数の人から聞く」ことで、深みが増します。
喬太郎師匠しか聞かないというのは、「落語ファン」としてはもったいないな~と思うんです。

喬太郎師匠はいい!ホントにいい!
でも、喬太郎師匠ばっかりじゃなくて、他の人も聞こ(^^)。
そうすることで、もっともっと喬太郎師匠を好きになります(^^)。

自省を込めて、今日は書いてみました。

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第11回 三遊亭道楽独演会

三遊亭道楽 落語会に行ってきました

「なかのっ!1年ぶりっ!」

と言っても、サンプラザではありません。なかの芸能小劇場

100人入るか入らないかの小さな会場です。

こちらで、道楽師匠、1年ぶりの独演会です。

道楽師匠の「独演会」は基本的にはこちらだけ。

他には追って適宜ご紹介していきますが、銀座の小料理屋さんの女将さんが個人で運営なさっている会があります(女将の人柄のおかげでたいへん人気のようですよ!)。

 

今回の番組はこちら。

好也さん 転失気

橘也さん にらみ返し

道楽師匠 弥次郎

~仲入り~

道楽師匠 ねずみ

 

今回、特筆すべきは橘也さんの「にらみ返し」

二枚目といわれる橘也さんがすごい形相で掛け取りを追い返す。
この表情だけで、もうすでに笑いが止まりません。

来年にはすごい真打ができるもんですよ~。楽しみです!

 

道楽師匠の1席めは「弥次郎」
北の国へ旅に行く話。北海道出身の道楽師匠。雪景色の描き方がキレイなこと。
前座時代は「大自然」と名づけられた北海道をテーマにした「小噺」をやっていたとか。全部で30分くらいあるらしいので、覚えていたらどこかでやってほしい(笑)。

弥次郎はTVで先代の円楽師匠がおやりになっているのを拝見したことがありますが、生で伺ったのは初めてのような気がします。本当に道楽師匠は「珍しい噺」をいくつももっていらっしゃいます。

2席めの「ねずみ」

これは割とよくかかる人情噺。この演目は登場人物の誰かに気持ちを寄せて聞くのではなく、気持ちをニュートラルにして全員の言い分を順に追っていくことで最後の言葉が生きるのですが、道楽師匠の場合「甚五郎」のやさしさが際立ちます。

こういうやさしい人格者だったからこそ、困っている「ねずみや」さんを助けようと思ったんだなというのが、よく分かります。

 

やっぱり、道楽師匠はやさしいな♪

今日もいい落語会でした。ありがと~。道楽師匠♪

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三遊亭道楽 ~五代目円楽一門会・真打~

三遊亭道楽 大好きな落語家さんをご紹介

過去の記事でもご紹介したとおり、道楽師匠は私が最初に出会った落語家さんです。

行きつけの小料理屋さんが同じなので、共通の友人も多いのですが、皆さんからの評判もよく、とても愛されている方です。

やわらかくゆっくりとしたテンポで聞きやすい落語を話してくれる道楽師匠は、高座を降りても変わらないやさしさがあります。
とても朗らかで、豪快な笑い声で楽しませてくれる師匠は、私が知る限り、最も人格のできた落語家さんのお一人だと思います。難点があるとすれば、かなりの「人見知りっ子」です(苦笑)。あ。もう1つ、お酒が大好きなので身体が心配かな(汗)。

もちろん、私が落語家に弟子入りすることはありませんけれど、弟子入りするなら道楽師匠がいい、と常に言っているほどのお気に入りです。ただし、本当に弟子入りしたら、道楽師匠はさほどお金を持っていないので、瀧川鯉昇師匠のような修行時代を送ることになりそうです(苦笑)。

 
こんなにお気に入りでイチオシの師匠ですが、個人的には、道楽師匠にはあまり爆発的には売れてほしくないと思っています。それは私たちの身近な存在でいてほしいという意味ではなく、道楽師匠のやりたいことは売れてお金持ちになることではないような気がするんです。

落語家さんはそれぞれが「個人事業主」だとはいえ、一門はチームのようなものです。それぞれに担っている「任」があると思います。
ご隠居、会長、会計係、売れっ子係、下の者の教育係、下っ端として走り回る係、ひどいところだと、ただぼんやりしている係・・・なんてのもあるかもしれません(会社の感覚で言うと、8割は”ぼんやり係”らしいですね(笑))。

この中で、道楽師匠の任は「下の者の教育係」だと思うのです。実際「落語会を」とお誘いすると「前座さんを連れて行きたい」と仰ることもしばしば。
きっと、道楽師匠もご自身の「任」を心得ていらっしゃるのだと思います。

だとすると、道楽師匠が派手に売れてしまっては、弟弟子たちと話をする時間が短くなってしまいます。それでは、道楽師匠の思いから外れてしまいます。

だから、(円楽党の売れっ子係である)円楽師匠、好楽師匠にお願いがあります。道楽師匠をた~くさん「ゲスト」として使ってください。1回あたりの単価を上げて、道楽師匠の生活を楽にして、弟弟子たちとの時間をたっぷり持てるように。

ぜひ、未来の円楽党のためにお願いしますm(_ _)m。

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