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横浜 関内、野毛、蒔田☆管理栄養士 ときどき 席亭

都内の病院で勤務している管理栄養士です。all about 実践栄養ガイドでもあります。趣味は横浜散歩と落語鑑賞。五代目円楽一門会がお気に入り。お気に入りの師匠方の落語会を主催したりもしています。

第1回 紅白根多合戦 2016年12月22日 イイノホール

忠臣蔵で紅白だよん!
そういや、去年は酔ってもいないのにネクタイはちまきをして喬太郎師匠の応援をしたっけな^_^;。

そして、今年も性懲りもなくやってきてしまったわけね。
で、趣向を変えて紅白風。
あ~、これは考えましたね。
落語は、男性がやるから味があるのであって、女性がやっても味が出ないのでつまらないことが多いです。
そのため、赤は基本、色物さんになるので紅白を交互に出せば、飽きにくい構成になりますわ。
ま、落語の好きな人に言わせると色物はいらん、という人もいないわけじゃないので、どっちがいいかは難しいところですけど。

赤組キャプテン 沢村豊子師匠
白組キャプテン 喬太郎師匠

選手宣誓で、カンペを持っている豊子姫。そして噛む(自己紹介の代わりに「綾瀬はるか」と言うべきところを「せがわ、せがわ~」と悩む)。かわいい(笑)。
これは喬太郎師匠でも勝てないわ。

喬太郎師匠は新作の模様。サゲにもう一工夫あったらしっかりした作品になりそうでした。
奈々福さんと小満ん師匠はきっちり系でしたが、かわいそうなのは一の輔師匠と天どん師匠。ふたりで漫才^_^;。
落語をやらせてもらえませんでした。ふたりのファンの人は不完全燃焼だっただろうなぁ(^^;。

最後は豊子姫と赤組の皆さんによる熱唱。なぜか笑える(^-^)。
最後の熱唱のおかげで、赤組の勝利に終わったようですが、気づいたら「そういうこと」になってました(笑)。
喬太郎師匠いわく「負けてうれしい」とのこと。負けるが勝ちっていうこともありますからね(^^)

でも、あたしはお客さんが赤と白のボードでも持たされて、どっちがいいですか?と問われるのかと思って楽しみにしてたんですけどねぇ(^^;。

何のかんの言って、これは今年、一年で一番面白かったですよ。
また来年、喬太郎師匠が出るなら見に行こ~。

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東西女流華々競艶会 2016年12月23日

普段だったら絶対ノーマークの女流芸人さんの会。
落語って男性目線で語り継がれてきた噺なので、どうしたって女性がやるとおかしく見えちゃうのよ(^^;。
だから、落語だけは力量のある男性の噺家さんにやってもらったほうがいいよね、それが特に二枚目じゃなくてもさ・・・、って誰を指してるんだ?ってのは言わないことにして。

女性の落語家さんというと、男性に媚を売っているようなタイプか、男に成りすまそうと短髪に刈上げて男なのか女なのか分からない状態になっている人か、どちらもムリをしているようで、痛々しく見えてしまい、どうしても目を背けたくなってしまうのです。彼女たちはお仕事だからそうしているのだということは分かりますが、そこまでムリをしなくてももっと自分を活かせる仕事があるんじゃないかな?と思ってしまって・・・。

そんななか、どうしても目が離せない女流の落語家さんがお1人だけいらっしゃいます。

三遊亭歌る多師匠です。

歌る多師匠をはじめて拝見したのは、2年前の末広亭
「松山鏡」でした。
もともと笑いの取れる人情噺ですので、どなたがやってもある程度はおもしろいのだと思います。
ですが、あれだけやさしさのあふれる松山鏡ははじめて拝見しました。

その後、歌る多師匠は女流落語家さんで最初の真打になった方。お弟子さんが3人いらっしゃって、その3人ともが生き生きととても可愛らしい女性らしい落語家さんとして成長している姿などを拝見し、この師匠はタダ者ではない!と常々思っています。落語界という縦の厳しい男社会で自分の身を立て、女性の細腕1本で3人の弟子を守るのは並大抵のことではないと思います。
ただ、1つだけ弱点があるとすれば、歌る多師匠ほどの方ですので、今までの人生でそんな必要がなかった+それをすることによって「落語家人生」が崩れてしまうことを恐れたのだと思いますが、心に1人、好きな方を決めて、その方に頼るということを覚えたら、もっともっとステキな師匠になられるのではないかと、薄々、思ったりしているわけです。(←自分にできないことだから、歌る多師匠に代わりにやってもらおうと思ってるところがあるかもしれない・・・。すみません。m(_ _)m)

そんな歌る多師匠ですが、どうしても喬太郎師匠や円楽党に引っ張られてしまい、なかなか「お目当て」として拝見する機会がありませんでした。
ところが、「歌る多師匠のファンなんです!」と言いまわっていたところ(笑)、なんと、友人の奥様が歌る多師匠と同級生でいらっしゃるとのことで、お誘いをいただいてお伺いさせていただきました。(ありがとうございます(^-^))


東西女流華々競艶会
2016年12月23日 鈴本演芸場


春風亭一花 転失気
古今亭ちよりん 泣き塩
天蝶
露の都 堪忍袋
三遊亭歌る多 片棒

~仲入り~

桂あやめ ちりとてちん
おしどり
古今亭菊千代 寝床

探せばいるんですね~。自然体で「私だよ!」と落語をやってくださる女流落語家さんは。
今日の出演者の皆さんは、男に成りすまそうとしていたり、媚を売ろうとしている人は1人もいなくて、ホントに「やわらかい」「女性らしい」ステキな演目ぞろいでした。

でも、せっかく歌る多師匠が「お目当て」なので、歌る多師匠の「片棒」についてだけ・・・。
「片棒」はご存知の通り、ケチな御店の大旦那が3人息子のうち1人に家督のすべてを譲りたいと、「オレの葬式の出し方」について3人に問うという演目。最近では、菊乃丞師匠が得意となさっているでしょうか。
歌る多師匠の「片棒」は3人息子が3人娘となります。どの娘さんも婿殿はいらっしゃらないようで、「婿を使う」という発言はありません。(オリジナルも「嫁を使う」という発言はありませんが・・・)
3人とも、オリジナルと同じような回答をしていくのですが、一番、びっくりするのは3人目。オチにつながる「棺を運ぶには2人必要。1人は私がやりますので、もう1人は人足を」との発言。
だってね、息子さんなら「オレが担ぐ!」も分かるのですが、娘さんが「私が担ぎます」って、強すぎでしょ~(苦笑)。

女が強くなってしまった現代を反映していると見るのがよいのか、歌る多師匠の生き方を反映しているものなのか・・・(苦笑)。

ここからは、私の願望として、ですけど。
歌る多師匠が「片棒」を演じた後に「最近の女は強くなったよね~」と笑って、ステキな方と腕を組んで去っていく後姿を拝見したいと思うのは、ファンのエゴというものでしょうか。

歌る多師匠、これは「夢になるといけねぇ」ので、ぜひ近いうちによいお話をお伺いできれば(^-^)。


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クリスマスパーティのプレゼントとして・・・

巷はクリスマス色に染まってますね~。
赤と緑のコントラストがまぶしいです!

かくいう私は職場で折り紙サンタと折り紙つるを作っております。

それぞれ40個。残り枚数ばかりが気になって一向にすすみません(苦笑)。

 

さて、そんな年末ですが!
いつもお世話になっている「横浜南区蒔田 洋風居酒屋 まっちゃげ」さんと「銀座小料理 龍」さんのクリスマスパーティに席亭からプレゼントを提供させていただきます♪

第4回 まっちゃげ落語会のペアご招待券です!

第4回 まっちゃげ落語会 ~五代目円楽一門会

 三遊亭道楽・三遊亭全楽 二人会

日時:2017年3月26日(日) 18:30開演

場所:横浜南区蒔田 洋風居酒屋 まっちゃげ

木戸銭:2500円

 

こちらをペアでご招待です。

正直、席亭さん大赤字です(泣)。いろいろ思うところはありますが、両店へのご恩返し・お歳暮代わりとして提供いたします。

ちなみに、

横浜南区蒔田 洋風居酒屋 まっちゃげ 12/24(土)・25(日)「まっちゃげクリスマスパーティ」

銀座小料理 龍 12/23(金・祝)「小料理 龍 presents 独身者の会 Xmas Special」


となっております。龍さんのほうは・・・、なぜか私も借り出されました(苦笑)。
こんなこと書いてると、「がんばってね~」なんて言われかねないんだけどね、そうじゃないのよ。
あのね、確かに文字面から見ると、参加資格はある。でも、私のような年寄りが参加しちゃいけない企画なのは分かるでしょうに・・・(^^;。
「龍に行くなら、別の日に予約しましょう」って言ったんですよ。
だけど、私を借り出したおっちゃんは笑顔で言うわけですよ。
「どんな人が来てるか、見たいやん(^-^)v」。
おっちゃ~~~ん、奥さんが空の上で笑ってはりますよ~~!

あ。おっちゃんなんて気軽に言ってますけど、ホントはエライ著者さんです。先日、新刊が出ました。
「運が良くなる人」と「運が悪くなる人」の習慣

横山先生の本は笑えるのに、じ~~~んとさせる。読んだ後に、明日もがんばろ、と思える。ホントにステキな本がいっぱいです。
実用書で泣いたのは、横山先生の本だけかも。オススメです(*^-^*)。

ココだけの話・・・でもないんだけど、横山先生は元上方落語の「笑福亭手遊(おもちゃ)」さん。
鶴瓶師匠が「オレが入門したての頃、小学生の兄弟子がおってな~」とテレビでいじっているのは横山先生のこと。
落語家さんとしては廃業されてしまいましたが、ホントにステキな方です。機会があったらぜひ会いに行ってください(^^)。

お結びカフェ

弟弟子にまで「道楽モノじゃなくてなまけモノです」と言われてしまう、あの道楽師匠がよく働くこと(笑)。
銀座で小料理屋さんを営むお友達が席亭をなさっている会でございます。

私は職場のクリスマス会と時間がバッティングしてしまい、残念ながら欠席ですが、お結びカフェさんの閉店を惜しむ会としての意味もあるそうなので、お時間の都合がつく方はぜひ♪

ちなみに、女将の会はいつも大人気。彼女の人柄がそうさせるんだと思います。ホントにステキな女将なんですよ。女将を泣かせるヤツは私がただじゃおきません!(怒)

実際、今回もすでに満員御礼がかかっているそうですが、毎回、ぎりぎりになってキャンセルが出ることがあるそうなので、ただいまキャンセル待ちの受付はしているようです。

よかったら。

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第30回 かぐら坂寄席

第30回 かぐら坂寄席

平成28年12月11日(日) 神楽坂・毘沙門天


今日はほとほと行くのが嫌で…。

ご本人さんたちは気づいていないようですが、もう金輪際、師匠たちの顔は観たくないくらいに思っていたりします。正直、売れないのも当然だよね、と思っております。だって、困っている人や弱っている人を助けないなんて人間のクズですよね。私を怒らせたあの場にいた元気だった3人。全員、同罪ですよ!豆腐の角に頭でもぶつけて死んじまえっての。(←そのくらい怒ってるってことでね)

ですが、周りの皆様のお顔を立てて「赤に限りなく近い黄色」で今回はおさめ、席亭としての責務・お願いしている師匠方の顔を立てる…をしてくることにしました。(次やったらマジで交代してもらうからね!)

こちらの会場、落語会を行うことで有名な会場で、先般は喬太郎師匠の兄弟会があったり、上方の鶴二師匠がいらっしゃったりしているようです。
が、床がコンクリートに薄い絨毯を敷いているだけ。空調も弱いので温度調節がうまくいきません。必ず、脱ぎ着ができる服装で行くようにしてください。

さて…、落語のほうは、番組表がないので。

好也さん 「かつぎ屋」
好の助さん 「孝行糖」
全楽師匠 「真田小僧

~仲入り~
太神楽 花仙
全楽師匠 「芝浜」

好也さん かつぎ屋ね。お正月らしいめでたい1席です。圓楽党らしい、しっかりした口調の前座さんになってきましたよ。名古屋の子らしいですし、私も成長が楽しみ。
好の助さん どうも客席にある柱が気になるらしく、柱のほうに座布団を向けて落語をやっていました。わざわざ座布団を斜めに直してやる人…、珍しいねぇ。ただし、好の助さんにはそれがいいのかもしれないけど、お客さんにはかなり違和感たっぷり。だって、お客さんはその角度の座布団は観たことないんだから(円楽党の師匠の会だけでなく、喬太郎師匠の兄弟会も座布団の置き方は同じです)。お客様に合わせるということを覚えたほうがいいんじゃないかな~と老婆心ながら思ってしまいました。
全楽師匠の真田小僧は、最近、これが多いですねぇ(^^;。ただし、息子がテキトーにお金をもらって遊びに行ってしまって終わりではなく、ちゃんと「真田三代記」までやるところが真打の意地かもしれません。世話役の皆さんへの感謝をマクラで話していましたけど、どこまでホントにそう思ってるのかねぇ。ホントにそんな殊勝なこと思っているならイエローカードなんて出されることはないだろうに。(←怒ってますから。)


仲入りでは、30回記念で抽選会をやっていた模様。ちなみに私は、まだ仕事が終わらず、書類とにらめっこしてました(泣)。(←でもおかげさまで終わったぜぃ!)

太神楽…、私ね、太神楽やマジックって嫌いじゃないんですよ。落語協会の「翁家社中」とかコマ回しの三増紋之助さんなんて大好きです。特に紋ちゃんの「よしっ!」は元気になれます。大好きなんですよ。それを前提に言わせてもらいますが、円楽党が使う太神楽・マジックはコワイ!特に、女性の太神楽・マジックは怖すぎます(涙)。両国の舞台が狭いことはあると思います。ですが、ステージ上にモノを落とすのは当たり前、客席にモノを落とすのも珍しくない、挙句には「本人」が客席に落ちてくる…なんてこともございます(怯)。
花仙さんの場合・・・、そんな圓楽党が連れてくる太神楽の中でも「特に危険人物」です。ヤバいよ、この子はヤバいよ…。マジ、こっえ~~~です。
思わず、狭いところで演技を始めようとしたので「広いところでやって」と言ってしまったほど(スミマセン、こちらでは2回目です。圓楽党の色物さん、お客様にけがさせそうで怖いんだもの…(泣))。実際にはその演目でミスはありませんでしたが、案の定と申しましょうか、3回やり直した演目がありましたね。
まぁ、お客様にけががなかったので、よかったとしましょう…。
色物さん、もうちょっと勉強してください。

仲入りで世話役さんから「笑える演目に」とリクエストしたと説明がありましたが、トリで始めたのは「芝浜」
おやおや、これ笑える演目じゃないんじゃないの?
年の瀬はこういうのがやりたい気分になるんだね。そもそも、師匠は、お酒は飲めないし、女将さんはいないし「芝浜」向きではないんですけどね(^^;。先日の「尻餅」もそうですが、夫婦の会話が男性2人がしゃべっているようにしか聞こえません(苦笑)。
暮れの大ネタなら「富久」のほうが似合いそうなのにね。
それでも「芝浜」を選ぶのは、全楽師がお世話になった2人の師匠へのレクイエムかもしれません。

すみません。今日は超辛口。私、かなり怒ってるからね。

終演後、また世話役さんが出てきて「前回やったマジックの種明かしをしま~す!」と元気よくおっしゃっています。
「終わったらみんな帰っちゃうよ」
と思いましたが、ホントにほとんどの人が世話役さんの声を無視してホントに帰ってしまいます。気の毒なので、一瞬だけ参加(^^;。

世話役の皆さまも、よく30回もやったもんです。私にはご苦労がよ~~~く見えます。お疲れ様でした。

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鎌倉落語会 ~柳家喬太郎・柳家三三二人会~

鎌倉落語会 ~柳家喬太郎柳家三三二人会~
平成28年12月10日(土) 鎌倉芸術館 大ホール

鎌倉落語会……といいつつ、最寄り駅は大船。
だから、鎌倉と言っても横浜から1歩しか出てないのね(≧▽≦)。
鎌倉芸術館の大ホールで喬太郎師匠と三三師匠の二人会。
大ホールですよ。1500人入れるんですよ。楽屋が7つもあるんですよ!
ど~すんのよ、そんなにたくさんあって。かくれんぼし放題でしょ!(←そうじゃない)
もっとも、土曜日の午後とはいえ、さすがに満員御礼ではありませんでしたが、3階までいっぱいのお客様。
すごいです。さすがです。

喬太郎師匠はテッパンネタの「夜の慣用句」
ちょっと進化してる気がしました。
ビールを飲む上司のめんどうくさいオヤジっぷりがグレードアップしてます(≧▽≦)。
ここで遊んでおかないと、ネタだしされてる「文七元結」ではあそびにくいですもんね(^^;。

三三師匠は隙のない「鰍沢
マジすっげ~、なのは分かるのですが、寝てないってダメだね~。スイマセンでした^_^;。

仲入りをはさんで、

三三師匠の「元犬」
見事なファンタジー(笑)。
以前、人気のかたでしたが二ツ目さんで聞いて苦手だと思っていましたが、三三師匠で伺うととても面白い(^-^)。演目って、演者さんで激変するんですね~。

最後は喬太郎師匠の「文七元結
アレンジバージョンです。アレンジしてあろうとなかろうと、やっぱり年の瀬に合いますね。
そして、喬太郎師匠の力量で聴いたら、もう他は聴けない!って思うくらい。
誰で伺っても何度伺っても女郎屋「佐野鎚」の女将が和田アキ子さんに感じられるのですが、たまらんちんにこの女将が大好きです!
でも、ど~してもど~しても最後の最後で、どんくさい文七と身を売ってでも両親を助けようとした親孝行娘のお久ちゃんが結婚させられてしまうところが、納得いかないのよね。お久が幸せになれるとは思えんよ。このどんくさ文七のままでは!改心したんでしょうかね?(苦笑)

終演後、友人は「池袋でもう1本、喬太郎師匠の会に行く!」と走っていきました。私はまだ仕事が残っていたので、池袋は断念しました。
いや~、元気だな~。うらやましいなぁ~。喬太郎師匠を追いかけてどこまでも!やっる~~♪かっこいい~~~。

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厩火事 ~これはどうとらえるべきなんですか?!~

昨夜、寝ようと思ったら、どこからかかすかな音で「火事です!」と警報機がなっています。まさか、ウチのマンションじゃないよね?マンション中を探しましたが、騒ぎの元は見つからず。外へ出てみると、隣のマンションに消防車が3台。
ホントに火事は怖い・・・。

江戸時代、火事は頻繁に起こっていました。暖をとるには火をおこすしかなく、木と紙でできた家は燃えやすく。そのため、今でいう消防士・・・火消しさんというのも多くいたようです。

落語の世界でも火消しをモチーフにした「火事息子」という人情噺がありますが、落語で火事と言ったら「厩火事(うまやかじ)」を置いてないような気がします。

厩火事

働き者の女房が仲人の兄さんのところへ怠け者の亭主についての相談に行くところから物語が始まります。

亭主が仕事にも行かず、昼間から酒浸り。その他、態度がすこぶる悪く別れたいという。

兄さんが、結婚したいと言い出した時に「あの男はやめた方がいい」と忠告したのに、と返すと「そんな言い方はないじゃない」と肩を持つ。「どうしたいんだ?」と聞くがラチが明かない。

それなら、と授けた知恵が「(もろこし)唐の国の孔子の留守中に厩が火事になり大事にしていた白馬が死んでしまった。家来はさぞや叱られると覚悟したが、孔子は家来の体を心配しそれ以上なにも言わなかった」「(麹町のサル)麹町のさる殿様が皿を大切にしていた。大切なものなので奥さまにしか触らせなかった。ある日奥さまに皿を持って来させたところ階段から落ちてしまう。殿様は゛皿は大丈夫か?゛と36回繰り返す。翌日、奥さまの実家から使いが来て離縁を申し出る。その後そんな冷たい殿様では、と後家も来ず一人寂しく過ごした」

そこで、亭主の大切にしている皿を割り、女房の体を心配したなら見込みがあるが、皿を心配したなら愛されていない諦めろと。

女房が素直に実行した結果……。

どういうこと?と言いたくなるような亭主の返事。こんなことを言われたら、かなり傷つくと思います。でも、この女房は許してしまったんじゃないかと思います。今すぐ出て行っても行くところもないでしょうし、なにより惚れた弱味につけこまれてます(T_T)。

女性のお客様にはこういう男に引っ掛からないように気を付けなさいよ、という警告かもしれませんが、さて、男性のお客様はこの噺をどんな気持ちで聞いているのでしょう。そして、この噺をしている落語家さんたちはどんな気分で演じているのでしょう。

やっぱり、このぐーたら亭主がうらやましいんでしょうか?ちょっと聞いてみたい気がします。

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